別荘できた

「6月だというのに30度超えとか、地球はどうなってんだ」とパパとママがぼやいている。 でも、あたしはまだ1歳にもなってないから昔がどうなっていたのかわからない。

そんな連日のもうしょで、わが家は緊急会議をひらいた。

「とにかくあんずを締め切った部屋でお留守番させるのは危険だね」ということで、これからあたしはエアコンをつけたパパの部屋でお留守番をすることになった。

「でもなぁ。くるみお姉さんは部屋に放置できたけど、あんずは何をしでかすかわからないから、やはりケージの中に入れておかないと不安だな」とママ。

そんなわけで、あたしのために新しいケージが届いた。

リビングで使っていたケージよりとても大きいの。

「なんか、大きくて、ぜいたくすぎね?」とパパ。

そんなわけで、あたしは避暑のための別荘を手に入れたの。

そして、パパとママが仕事に行くとき、あたしはここでお留守番をすることになった。 なかなか快適な別荘ね。

ところが、よ。

今日のお昼。ママが「あんずさん。おじゃましまーす」ってあたしの別荘に入ってきた。そして布団を敷くとお昼寝を始めたのよ。ちょっとどういうことかしら。ここはあたしの別荘なのに。

なんだか納得いかないけれど、まあいいわ。あたしは心の広いあんずさん。ママと一緒にお昼寝することにしたの。

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