おてんば娘のたんじょう

血だらけになったあたしのハウスをそうじして、パパは「あー。やれやれ」って、ひといきついておひるねのよういをしていた。 ほんのちょっとだけあたしはリビングでほうちじょうたい。

すると、パパはあたしのきみょうな鳴き声でまたびっくりぎょうてん。 あわててリビングにきたら、あたしはこのじょうたい。

マガジンラックの中にはまってた。

「おまえ、どうやったら倒れもせずに入るんだ?」
ブツブツ言いながらも、カメラを持ってきてさつえいするパパ。やるわね、ネタは逃さないって感じかしら。 さっそくママにラインを送っていたわ。

パパはそんなことをしてて助けてくれないから、あたしはひとりでだっしゅつした。

「おまえ、根性あるなぁ」とパパ。 「もしかしてものすごいおてんば娘なのか?できればおとなしいわんこがいいんだけどなぁ。くるみお姉さんみたいに」と、ちょっとしんぱいがお。

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