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2002年現在。アルビレックス新潟のホームでの試合はその観客数で全てのJリーグをしのいでいるといってもよいだろう。 ただし、その観客数のうち半数以上は招待券、いわゆるタダ券での入場者であるのも事実である。
ここで知らない人のためにも招待券についてちょっと説明しておく。 タダ券といっても、けっしてそのへんで広告のティッシュを配るように無差別に配付しているのではない。基本的に地域の回覧板。あるいは会社内で「招待券申込み書」がまわってくる。これに名前を記入し、希望枚数を書くと後日券がもらえるようになっている。 あるいは、スポンサーであるお店。これは電器店であったりカー用品店であったりするが、ここで一定額の買い物をするとプレゼントされることもある。蔦屋書店ではビデオレンタル千円で券がもらえるとの話もある。 確かに今やJリーグ有数の観客数を誇るアルビレックス新潟であるが、所詮は招待券で無料入場している観客がほとんどであるという事実。この点がいつも他サポーターからの揶揄の対象になり、また、各アルビの掲示板で論議されることになる。
只券を配付することの是非についての論議の内容は大体以下のようにまとめられる。
と、要約すればこのようになる。
私個人の見解としては、実のところアルビレックスを見にいったきっかけが会社からもらった招待券であったので、全面的に否定など出来るはずがない。なにしろもらったときも正直に言うと、最初は面倒くさくて行く気など無かったのである。このへんは「きっかけ」に書いているので見てほしい。 で、面倒くさくて行く気が余りなかった試合を、たまたま友人たちが一緒に行くということで、あくまで「ワールドカップの会場となるビッグスワンを見学しに」行った結果、素晴らしい試合を目の当たりにしてずっぽりとアルビレックス新潟にはまった。 現実にこうやって、招待券をもらったことをきっかけとしてアルビレックスにはまった人は、会社、友人などの私の周りでもとても多い。 もし招待券がなかったら、現在の「観客四万人」など絶対にあり得なかっただろう。そしてワールドカップで韓国の活躍を見た以上疑うことの出来ない事実がある。「サッカーとは多くのサポーターの声援に後押しされることで、チームはその実力以上の力を発揮することが出来る。」ということだ。はたして有料チケットのみで4万人の観衆を集めることが出来ただろうか。答えは明らかだ。そしてアルビレックス新潟は現在の順位(2002年8月現在J2リーグ2位)を獲得していただろうか。これもほぼ明らかであると思う。 事実、アルビレックス新潟はホームの試合については神がかり的に強い。
もちろん反対派の言い分にも理解できるところは多く有る。 招待券で来ている観客はやはり物見遊山の人が多く、とくにビッグスワン見学がメインの人だったりすると、ハーフタイムでぞろぞろと帰っていく人が数百人単位でいたりして、真剣に応援しているサポーターの心をいたく逆撫でしたりする。 また、熱心に応援している人たち。いわゆるコアサポーターの場所に「おもしろそうだから」ともぐり込み、そのくせ声援もせずに弁当を広げるとかの場の空気を読めない行動をとる人が混じるのも事実だ。 なんだか書いていると以前の私の事のような気がして心が痛む。 ていうか、まさしく以前の俺のことだ。すまん。あやまる。完全にタダ券で入り込んで、その雰囲気に舞い上がってました。
もともと招待券は、アルビレックスのためにというよりは、ワールドカップ開催が近づいてきたのに全く盛り上がる気配のない新潟県民に対してなんとかしたいという部分で配るようになったのではないかと推測する。なにしろ、全国のワールドカップ開催地で唯一ボランティアがまともに集まらなかった県だしね。 と、書いている俺自身、ワールドカップ。ふーん。て感じだった。それが新潟での開催試合を観戦してからというもの一ヵ月間テレビにかじりつく程にはまってしまったのだから、我ながらいい加減なやつである。自分に娘がいたら絶対にこんな男と付き合ってはならんとちゃぶ台ひっくり返すナンバーワンのやつである。
ちなみに2002年現在の私は シーズンチケットを購入したいところであったが、仕事の都合でホームといえども見に行けないことが多く、とりあえず2002シーズンは購入を見合わせた。 こーゆー私はアルビファン失格ですか?
私個人の結論である。 招待券配布は一定量は継続していくべきだと思う。それが将来のアルビレックス新潟のいろいろな意味での利益に確実につながっていく。 ただし、ビッグスワンが満員になるほどになった現在、有料入場者と招待券入場者を同列に扱うのは無理が生じてきているので、たとえば入場時間を有料チケット所持者に関しては早めるとか、席を分離、限定するなどの対策はそろそろとらないと、有料チケット入場者vs招待券入場者 が起こってしまう可能性がある。今のうちに対策が必要かもしれない。 で、蛇足だが、、 現実としてサッカー観戦者って、大体どれも若造ばっかりだ。10代〜30代前半くらいまでか?試合を見に来ているのは。 W杯も日本に関してはそうだったよね。ホントにこんなでサッカーが市民権を得た なんて言える資格有るのか? 新潟県民がアルビレックスを応援している。なんて言えるのか? ガキからジジィババァまで観戦に行ってこその「支持される」じゃないのか? このまえ、うちの母親(60歳オーバー)が近所のコーラス仲間と一緒にビッグスワンに観戦に行ったぞ。当然招待券持ってだったけど。 『試合一時間前じゃあ駐車場空いてないよね。いい席に座るのもむずかしいんだよね』て言いながら、開始2時間前に出発して行ったぞ。しかも一緒に行く人をチラッとみたら、いい歳のババァがオレンジ色のTシャツ着てたし。(笑) さあどうする。招待券すぱっとやめて、若造ばっかりの観戦者で熱く応援するか? それとも一定量の招待券配布を継続して、幅広く新潟県民に応援してもらうか?私は圧倒的に後者を選択する。 試合帰りにアルビユニ着て白山神社歩いていたら、通りかかったおばあちゃんに「今日は試合勝ちましたかね?」て聞かれたことがあるぞ。嬉しいじゃないか。そういう状況って。
でも、最近ふと思うときがある。 インターネットの世界ではよく聞くことだが、「基本使用料はタダにしてしまう。とにかくそれで沢山の人を集めて利益はその集まった人たちをターゲットに集まってくる企業からの広告料や、あるいは有料サービスの利用料からいただく」というビジネスモデル。 もしかしてアルビレックス事務所はそれをやろうとしているのではないか。だとしたらなかなかしたたかなフロント陣営だと思う。 |