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では、まずは基礎単語からである。
他府県の人が新潟弁を聞いて間違いそうな部分には、〔◆ここに注意〕 と振ってあるので、よく読むように。
なお、特に重要な語には をつけておいた。参考にして欲しい。

いっぺ 《同義語= しかも》
1 沢山 : 〔いっぺことある /たくさんある〕
2 多くの
いっぺ・こと /たくさん・の

おめ 《同義語= なぁ》
1 あなた,おまえ: 〔おめさんがた /あなたがた〕

おれ 《同義語= おわ》
1 私
新潟では男性も女性も自分のことは「おれ」である。さすがに若い人は言わなくなった。

がっと
1 強く: 〔がっとに蹴れ /強く蹴れ〕
2 とても,ものすごく: 〔がっと大きい /とても大きい〕

しかも 《同義語=
いっぺ》
1 沢山
2 多くの
しかも・ある /たくさん・ある
◆ここに注意
他県から来た釣り人が、海を目にしてタクシーの運転手に聞いた
「運転手さん、今日は魚いますかねぇ」
「あぁ、しかもいるてば」
「、、、、しかも?、、 って、鹿が海に居るんですか !?」
※《しかもいるてば /たくさん居ますよ》

しょったれ 
1 だらし無いありさま、様子。
:〔しょったれてんな /だらしなくしていてはいけない〕
しょったれ・げ
だらしない感じのする(格好)
◆ここに注意
裾の一部がズボンからだらしなくはみ出ているような場合に用いる。新潟県民にとっては、中学校時代に服装チェックをしている教師に散々言われる言葉である。
[ほれ、おめたちなーにしょったれた格好してるんてばー。はよシャツをズボン中入れれや /ほら、あなたたちなにをだらしない格好しているのですか。早くシャツをズボンの中に入れなさい]

ずる 
1 うごく
:〔船越ぃ、ずれてばー /船越ー、動けよー〕
2 移動する
:〔電車がずった /電車が移動した〕

せーて
1 する,行う
: 〔はよせーてば /はやくしなさい〕
2 言う。
: 〔そうせーたねっか /そう言ったでしょう〕

そんが
1 そんな,それほど
そんが・に /そんな・に

ちょす
1 さわる,触れる:〔ちょすなてば /さわってははいけない〕
2 いじる[広義で いじめる,からかう]
ちょす・すけ・ずった・ねっか /触る・から・動いて・しまった

のめし 
1 だらだらする:〔のめしこくなてば /だらだらしてはいけない〕
2 なまける
〔のめしこかんと、はよ働け /怠けていないで早く働きなさい〕
のめし・こき /のめしをする人

はよ
1 はやく:〔はよせーてば/はやくしてください〕
2 すばやく :〔はよずれや /はやく動いてください〕
はよ・せ / はやくしなさい

なじら 
1 どんな,どのような
:〔クルマの調子はなじらね /クルマの調子はどうですか?〕
2 お元気ですか
:〔ひさーしぶりらねー、なじらった? /お久しぶりですね。元気でしたか?〕
なじら・った・ね /どんな・でした・か
◆ここに注意
くれぐれも「何時ですか?」と聞き間違って腕時計を見て時間を答えたりしないように。

なって
1 全然,全く(〜否定)
:〔なってだめら /全然駄目〕
2 ひとつも(〜ない)
:〔なって、ねーねっか /ひとつも無いではないですか〕

やいや 
1 ああ。おや。へぇ。《感嘆をあらわすことば》
:〔やいや、さーめぇねぇ /うわぁ。寒いですね〕
◆ここに注意
a,やいや b,やぃーやぁ c,やぃーーやぁー の順に感嘆の度合いが大きくなる[発音がやや難しい。現地人に聞くこと。]
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